• WOMAN's VALUE AWARD受賞

「俺(男)はまだまだ当事者意識が低いぞ…」 とあるセミナーで、6人の女性リーダーのイキイキしたオーラに圧倒されることになる。

彼女達は、企業内で働き方改革推進メンバーとのこと。 それぞれのライフキャリアを持ち、いろいろと制限された仕事環境の中で自身の価値創出をする為の改革を提案しているのだ。それは、女性がこれまで社会から受けてきた扱いへの改革と重なるものだった。

“価値を提供したい人”と“労働力を必要とする企業”とがマッチしない社会。 これが働き方改革の本質であると気付かされる。

今、日本は”キャリア”の転換点にいると実感する。 私も“自分らしい豊かな人生設計“を追求する中で、 使命と仕事の繋がりを考える機会が増えてきた。

個人の期待に企業が応え、企業の期待に個人が応える。 それは互いに信頼し与え合いビジョン達成をサポートできること。 ”自立した関係”が大事なのだと。

それには個人も変わる必要があり、自己投資を惜しまず価値向上し続けること。 それが“人的生産性最大化の持続的モデル”となり、 皆が活躍でき発展的に継続する会社となり社会が変わるのだと考える。

「人生、いかに『遊び』を持たせるか。」

WOMAN’s VALUE AWARD 2018のICT部門で【女性の価値を見出している企業様】として優秀賞を受賞した「データライブ株式会社」様。
審査員である多くの学生を惹きつけた魅力とは…。その魅力を探るため、就活美人生実行委員がインタビューを行いました!
今回インタビューにご協力いただいたのは、
データライブ株式会社 執行役員 経営企画室室長 阿部英明様です。

(右:阿部様)
(右:阿部様)

「自立」するとは…

この度は受賞おめでとうございます!阿部さんが考える女子学生を惹きつけたポイントや受賞の決め手を教えていただけますか。

阿部様私が今回書かせて頂いた内容というのは弊社の経営理念に基づいたものです。
これからの当社の文化として、女性に限らず「従業員」と「会社」がどういう関係であるべきか、「従業員の期待に企業が応え、企業の期待に個人が応える。
それは互いを尊重し与え合いビジョン達成をサポートできる関係になること」。
その思いの根底にあるのは「自立」という考えであり、これが学生の皆さんに共感して頂いたのかなと思っています。

「自立」はいろいろな考え方があると思うのですが、女子学生に向けてどういうことか具体的に教えて頂いてもよろしいでしょうか。

阿部様「自立」には深い意味があって、私自身ができていることではないので偉そうに語れることではないのですが…。
私が考える「自立」というのは、自分の身の周りで起きているすべてのことに対して「自分」で責任をとっていかなければならないということに気付いているかどうかだと思っています。
この気付きに年齢は関係ないようです。
30代40代50代になっても気付いていない方もいらっしゃいますし、10代20代でも気付いている方もいらっしゃいます。
こういうことに気付いている方というのは自分のことを内省していて、ちゃんと自分のことをわかっている人だと思います。
そして自分がどういう人間になっていきたいか、そのためにどういった企業でどういう人と働くのかをよく考えられている方が多いなと思いますね。
こういった話を社内でもすることがあるのですが、気付いていない方に気付かせ、浸透させていくのはなかなか難しいなと思っています。
私自身も「自立」に気が付いたタイミングがありました。
他者の活躍を妬んでいたり、上手くいかないことを誰かのせいにしていたり、自分の過去の実績にすがっていたりと「いじけていた」時期がありました。
何かに捉われ、それに依存していることで、自分が見えなくなり、今と未来が見えなくなり、成長が止まっていました。
「自分は何も価値を提供できていない」と。
しかし、それに気が付いて始めたことがあります。
「心の断捨離」です。依存していたことを整理していくと不思議なもので、今と未来が見れるようになり前に歩を進めることができるようになりました。
外に向いていたベクトルが自分に向いた感覚です。
「自立した人格者は価値を創造し続けることができるんだ」と腹落ちしたタイミングでもありました。

人生を充実させるコツは「遊ぶ」こと

お仕事も人生の中で一つの要素だと思うのですが、人生を楽しむ・心を豊かにするという面でお仕事を楽しむコツってありますか?

阿部様昔は終身雇用という考え方が強かったので、会社の中で「キャリアを積んでいく」や「昇進する」、「スキルを身に付ける」と考えることが多かったのですが、最近になってあまりしっくりこないなと思い始めました。そこの型にはまっているだけの人生ってどうなんだろうと思うようになりましたね。
自分の価値を最大化できる働き方って何かなって考えたときに、データライブにこだわる必要はなくて、もっと自由に考えてもいいのかなと。
たくさんの会社や人と出会い、いろいろな価値観を取り入れることでデータライブにまた違った価値が提供できようになるのかなと考えています。
いわゆるこれが多様化への対応とか、ダイバーシティーといった、人的リソース確保にも繋がる話だと思います。
そのために、時間を価値や成果に変えるのではなくて、自分のスキルや思いを成果に変えていけるような働き方に変えていきたいなと思っています。
だから会社の中だけのキャリアに捉われずに人生全体で自分のキャリアを組み立てていくとなると、従来の「会社にどれだけ時間を費やし、価値を提供するか」というだけでなく、「プライベートもどれだけ密度を濃くしているか」を考えていかなければいけないですよね。
会社でどう働くかっていうことばかりで身を投げ出していた時代もありましたけど、しかし、それではパフォーマンスの最大化はできていないなと。
人生全体をキャリアとして考えて、自分がどういう人間になっていたいかを考えていくように世の中も変わってきていると感じています。
そういうアプローチがいい仕事につながるんじゃないかなと思っています。

確かに仕事とプライベート、どちらかに絞るって難しいことですよね。
どちらもあってこそだと仰っておりましたが、二つを上手く両立させるのに大切なことはありますか。

阿部様私は「遊ぶ」ことだと思っています。

先ほど「心に余裕を持つ」という話をされていましたがそういう解釈でしょうか。

阿部様それも含めて「遊び」という言葉が素敵だなと思っています。
私の人生の最終的な到着点というのは、いかに「遊び」がある大人になれるかというところにあります。
やはり余裕がある方って見ていて気持ちが良いです。
いつもニコニコしている方がいいじゃないですか、一緒にいても楽しいですし。
それだけで豊かさが滲み出ますし、心に余裕があるとちょっとしたことでも感動できるでしょう。
イライラしていて心に余裕がないと大事なことが見なくなってしまいます。
たとえば「ご飯を食べる」という行為がただのエネルギー補給になってしまったり、もしくはストレスの解消など、イライラをご飯で満たしてしまう。
そうではなくてご飯を食べるだけで「おいしい!なんか幸せ!」って感じるだけで人生豊かだなと思うようになりましたね。
小さなことでも感動することができるというか、そういったことをコツコツ積み上げることで、自分は十分幸せだよねっていう気持ちになりますね。

確かに何気ないことですが、改めて考えてみると幸せなことですよね。

阿部様そうなんですよ。
後はとにかくいろんな価値観に触れたいなと思うので、たくさんの人と関わるようにしています。
今までどちらかというと私はあんまり人と会ってきていなかったのですが…。
最近はいろんな方と会うようになって、様々な人たちと価値観の共有、交換からまた気づきがあり、面白いことが生まれてくると思うようになりました。
例えば、料理屋で単純に飲み食いするだけでなく、隣で飲んでいる人や店長さんとつながりを広げていきます。
先日はある店長さんと遊んでいたら、新宿でお店を経営されているニューハーフの方をご紹介いただき、その流れで飲みに行ったんです、朝まで(笑)。
その方は私と同じ年で、去年オーナーとしてお店を開いたということで経営の苦労話などいろいろ興味深い話を聞かせて頂きました。
新しい価値観を知ることで自分の成長も感じることができました。
自分の心を広げていくとまた入ってくるものがあって、また学んで世界がさらに広がっていってという繰り返しをしていくと、最終地点に自分のなりたいビジョンがあると思います。
そこで得た価値観って会社に返せると思うんですよね、絶対に。

「余裕があるから創造できる」のかなと。「遊び」って本当に大事ですよ。

(写真:阿部様)
(写真:阿部様)

悩むのは成長のタイミング!大切なのは常に内省し続けること

最後に現在就職活動中の女子学生にメッセージをお願いいたします!

阿部様今は懸命に自己分析して、会社選びをしていると思います。
結局、自己分析というのも、一生かけてやることで就職活動の時にだけやるものではないと思っています。
それこそ私も26歳で転職した時にもやりましたし、40歳を過ぎて改めて始めています。
ライフイベントがあるタイミングで、自己分析をしてきているんですよね。
だからこそ、常に「一生、自己分析をしていくんだ」という意識を持ってほしいですね。
自己分析をするということは「内省する」ということだと考えています。
己を知る、自分にベクトルを向けるということになるのですが、それを常に行えれば、自ずと自分が進むべき道が見えてくるはずです。
いつか悩んだらそれが内省のタイミング、自分の成長のタイミングになるじゃないですか。
悩むということは自分が成長することなので、いかに自分を知ろうとするかが大切だと思いますね。
就職活動で大変な時期だと思いますけど、常に内省し続ける、自分とトークをする時間を作って何度も何度も繰り返していくと、最終的には自分が納得するいい会社に巡り合えるのではないかなと思いますね。難しいですけどね(笑)

自分とトークするというのは自分の中の本質を深めていくということですか?

阿部様そうです。自分になぜ?なぜ?なぜ?と沢山問いかけを繰り返すことで、悩んでいるのであれば悩んでいる原因を追究していくことができるといいですよね。

今は就職活動のタイミングなので「自己分析」という言葉で括られていますけど、それは常に持っていなければならない気持ちですよね。

阿部様絶対そうです。学生が行っている自己分析の問題は、「自己分析の本」として売っているように、マニュアル化されていることだと思います。
マニュアルの先が面接対策になっていますよね。
「面接でこういうことを聞かれたら、こう答えて」というマニュアルに沿っているわけですが、内省して自己分析をするということはマニュアルに当てはまるわけがないんです。
だって自分しかないから。
確かに考えるプロセスとしては参考になるものではありますが、最終的な答えは自分にしか出せないものだと思うので、やはり常に内省して頂きたいですね。

会社情報

会社名 データライブ株式会社
本社所在地 270-1163
東京都文京区本郷2-38-4本郷弓町ビル2F
社員数 90人
女性社員数 26人 (全体の29%)
ウェブサイト http://www.datalive.co.jp/